入国カードには、様々な言語に対応しており、英語版の入国カードしか渡されない可能性もあります。その場合、英語で何が書かれていない場合は、どう記入して良いのか分からなくなるため、当ページにて詳細をご確認ください。なお、日本語での入国カード記入方法は、コチラのページよりご確認頂けます。
入国カードは英語版も日本語版も全く同じ内容となります。英語版のカードが配られる場合ですが、飛行機内で明らかに日本人以外の乗客が多い場合や、自分のことを日本人だと分からずに英語の入国カードを渡されるパターンがほとんどです。ですが、万が一英語のカードしかもらえずに記入に困った場合でも、空港内の入国審査ロビーの入り口に各国言語に翻訳されたカードが置いてありますので、そちらのカードを利用するといいでしょう。
特に経由便を利用する方は、英語版の入国カードしか渡されない場合があります。また、飛行機内で睡眠を取っていた方に関しても、入国カードが渡されない可能性もあるため、その場合はCA(キャビンアテンダント)を呼び止めて依頼するか、入国審査前ロビーで入国カードを手に入れましょう。
入国後ビザ変更をする際の注意点
オーストラリアに観光ビザで入国し、その後に学生ビザへ切り替えを行う人は、その内容を正直に記入すると高確率で足止めされるため要注意です。そのため、入国審査の時点ではたとえビザの切り替えや滞在期間の変更の予定があったとしても、観光目的として入国することを前提で入国カードを記入することをお勧めします。
入国カード記入例-日本語版(表面)
①姓名 | 姓名はパスポートと一致するように記入します。 |
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②パスポート番号 | パスポートに書いてある番号を記入します。 |
③現地での滞在先 | ホームステイ先やホテルなど必ず記入をしてください。 |
④滞在期間 | 滞在期間は1年でも「いいえ」にチェックしたほうが無難です。 |
⑤結核と犯罪歴 | 必ず「いいえ」にチェックしてください。 |
⑥申告項目 | 申告項目があれば正直に記入してください。虚偽の申告を行った場合は、罰金制度があるため正しくチェックしましょう。 |
記入の際の補足
現地での滞在先
滞在先の項目は無記入の場合は詳しく渡航目的を聞かれるため、ホームステイ先や滞在先の住所と電話番号を控えたメモを持参しておきましょう。仮に質問を受けても、すぐに連絡先のメモを取り出せる準備をしておけば安心です。
滞在期間
滞在期間については、学生ビザなど長期のビザを取得している、していないにかかわらず「いいえ」にチェックをした方が無難とされます。たとえ数カ月と申告した場合でも審査官から見ると実際に程度滞在するか特定できないため、短期滞在を前提とした記載をしておくのが無難です。入国審査官は長期滞在する人間に対して警戒心を持つため、長期間の滞在で申告すると様々な質問を受ける可能性があります。
申告項目
申告項目については最もチェックが厳しい部分のため、正直に記入しましょう。嘘の申告をした場合には、罰金刑を受ける可能性もあります。申告した場合には検疫の際に時間がかかるため、すぐにスーツケースから取り出せる状態にしておき、必要なもの以外は持ってこないようにしましょう。(特に食品関連)オーストラリア固有の動植物の保護、環境維持に際して厳しい検疫体制が実施されています。具体的には規制対処に卵・卵製品/乳製品/肉・肉製品/魚/種やナッツ/野菜や果物・穀物などの食料品はもちろん、生きている動物(犬・猫のペットは除く)・生きている植物・動物や植物を使った製品から土や砂まで含まれます。
※持込規制の詳細は在日オーストラリア大使館のHPから確認することができます。
入国カード記入例-日本語版(裏面)
⑦オーストラリアにおける連絡先 | ホームステイ先の家族の連絡先や、弊社現地オフィスの番号を記入してください。 |
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⑧フライト情報&個人情報 | フライト情報を記入してください。 |
⑨緊急連絡先 | 日本の連絡先を記入して下さい。 |
⑩滞在目的等 | 留学生はBの項目を記入してください。 |
記入の際の補足
オーストラリアにおける連絡先
オーストラリアにおける連絡先については、入国審査官が最も良くチェックしている項目を言われており、身元が分からない人物に対し事情聴取を行う場合があります。質問時点で怪しいと思われた場合は、直接滞在先に連絡を入れる場合があります。なお、当項目に連絡先の記載がない場合は、入国審査時にその場で記入をするように求められます。その場で記入できない場合は、別室に通されて様々な尋問を受ける場合もあります。このようなことがないように、出発前には滞在する連絡先はメモを取って持参するようにしましょう。弊社でお申込み頂いたお客様は、現地オフィスの連絡先を記入して頂いても問題ありません。
緊急連絡先
緊急連絡先は日本に滞在しているご両親、親戚、友人等の住所、メールアドレス、電話番号などを記入するようにしてください。何も記載をしないのは、怪しまれるのでNGです。何か問題が生じた場合に、移民局から連絡する連絡先となります。なお、緊急時を除き、移民局の方から緊急連絡先に連絡が入ることはありません。
滞在目的
滞在目的の項目ですが、この部分は移民局側もしっかりチェックする項目となります。滞在予定期間は入国時のビザステータス(ビザの目的)に合わせた内容にしましょう。また、滞在可能期間一杯で記入した場合は審査官から怪しまれる可能性が高くなるため、実際の滞在期間より少し短めに記入することをお勧めします。
滞在期間の記入例
例1)観光ビザ(ETAS)で入国の場合:最高で3カ月間滞在可能ですが、あくまで観光での滞在のため、1カ月未満を記入しておきましょう
例2)ワーキングホリデービザで入国の場合:最大12カ月滞在が可能ですが、少々短めの6~10カ月程度を記入しましょう
例3)学生ビザで入国の場合:学校に通う期間を記入しましょう