イギリスへ語学留学やワーキングホリデーをする際の手続きの流れを抑えておきましょう。オーストラリアやカナダはオンライン(インターネット)でビザの取得が可能ですが、イギリスのビザを取得するには現時点ではオンラインでの申請のほか、英国ビザセンターに足を運んで頂く必要がございます。ビザの種類により生体認証登録や指紋採取、面接なども必要となってきますので、お早めに計画をして頂くことをお勧めいたします。
また、ビザの種類によっては申請する時点での英語力がIELTS4.0以上の方のみと、申請制限を設けているものもあります。特にイギリスのワーキングホリデービザにつきましては、他のどの国のビザよりも受け入れ人数が少ないため、毎年1月上旬に抽選制度が設けられています。毎年抽選のお申込み時期が決まっていますので、イギリスへのワーキングホリデーを希望する場合は日程も要注意です。そのため、イギリスへ渡航をお考えの方は早め早めの計画が重要となりますが、手続きの目安としては出発希望日から遡って4カ月以上前をお勧めしています。
※ビザ種類の詳細につきましては「ビザ種類について」をご覧ください。
イギリス留学のお手続きの流れ
6カ月~1年前
- 留学・ワーキングホリデー説明会への参加、資料請求
- 留学目的や目標をまず明確にし、各ビザや留学期間を決定
6カ月前
- ウンセリングやメールやお電話を通して出発時期、語学学校の決定
- パスポートの手配と各ビザの申請準備
4カ月前
- 語学学校入学手続きの開始
- 各種ビザ申請お手続きの開始
3カ月前
- ビザ申請状況の確認
- ビザ取得確認後、フライト(航空券)のお手配
2カ月前
- フライト情報をご連絡頂き空港ピックアップのアレンジ
- 海外旅行保険への加入お手続き
1カ月前
- 渡航前最終ご案内書の送付と渡航前の最終確認
- 渡航準備
※ワーキングホリデービザで渡航をお考えの方は、ビザの申請時期が上記計画とは異なります。1年の中で毎年決められた2日間のみ、ビザ申請の抽選に申し込むことができます。申請日に関しての日程は、毎年異なりますので要注意です。詳しくは「イギリスワーキングホリデー制度」のページをご覧ください。
イギリス留学に関するQ & A
Q. イギリスにはどのような留学方法がありますか。
いちばんオーソドックスとなるイギリス留学のパターンは、私立語学学校への英語留学です。イギリスには多くの私立語学学校が多数あり、どこも週単位で通学ができるという手軽さが特徴です。コースも豊富に用意されており、学校主催の週末アクティビティなどを通して交流を深め、イギリス生活に慣れ親しむ1つの手段としてもおすすめです。
次に、現地大学や大学院へ進学するために運営されている公立付属語学学校です。こちらは主に高等教育機関への進学準備をする学生向けに、カリキュラムが組まれています。大学やカレッジ内の校内に位置するため充実した設備が整えられていますが、あくまでも進学希望者向けですので、学期ごとのお申し込みが必要になります。その他のイギリス留学の方法としては、高校や大学、大学院進学といった長期での正規留学です。ご自身の目的に応じた留学方法を選択できるよう、イギリス留学ドットコムではどのようなプランでもアレンジしておりますので、お気軽にご要望をお聞かせください。
Q.イギリスではアルバイトが見つけにくいと聞きましたがどうでしょうか。
オーストラリアやカナダに比べてイギリスはワーキングホリデーの受け入れ人数が非常に少ないため、どうしてもワーホリメーカーに対する受け入れ態勢が国全体としてあまり整っていません。オーストラリアやカナダはワーホリメーカーがとても多く、都市部に行けば多くの店でワーキングホリデー中の日本人を見ることができますが、イギリスでは他国に比べると殆どワーホリはいません。また、イギリスの国民投票でユーロ離脱が勝利しましたが、「海外から来る移民や出稼ぎ労働者を排除すべき」というイギリス国民の声が反映されたものであり、外国人であるワーホリメーカーにとっても以前に比べて風当たりが強くなっています。
しかしながら、イギリスにも沢山の日系および他国からの移民が住んでおり、特にロンドンのような国際色豊かな街では外国人に対する受け入れ態勢も整えられています。都市部では日系のお仕事もたくさんありますし、英語力によってはローカルのおしゃれなレストランなどでアルバイトすることも可能です。在英日本人向けの求人サイトなどもありますので、まずは自身の英語力を高めることに専念すべきです。アルバイトがスムーズに見つけられるかどうかは、ご自身の英語力(コミュニケーション力)が鍵を握っていますので、しっかりと英語力を身につけるプランを組みましょう。
Q.イギリスに留学する際の滞在方法はどのようなものがありますか。
留学生がイギリス滞在する方法は、主に3種類あります。まず1つめはホームステイです。イギリスの一般家庭に滞在しながらホストファミリーと一緒に生活をすることで、イギリスの文化を肌で感じることができますし、英語力アップにもつながります。ただし多国籍の街ロンドンでは、ホストファミリーの国籍も多岐に渡っています。必ずしもイギリス人家庭のお家に滞在できるわけではありませんが、新しい住居が見つかるまでの期間を利用する方も多くいらっしゃいます。2つ目の滞在方法は学生寮です。語学学校では学生寮を完備しているところがあるため、学生寮完備の語学学校を選ぶ方もいらっしゃいます。食事の有無は各学校によって異なりますが、家具などはすべて整えられており、また他の学生たちとシェアをしながら住むことができるため国際交流の場にもつながります。ホームステイと学生寮は、語学学校手配の際に同時に依頼する形となります。
3つ目は、自分で探すシェアハウスです。現地生活情報サイトの掲示板や日系サイトなどにもシェアハウスの情報は多く、自分の条件にあったシェアハウスを見つけることは難しくありません。場所や価格、同居人の国籍などの物件情報もあらかじめリサーチできますし、カップルや友人同士での滞在も可能です。シェアハウスは滞在費も抑えられる点から、留学生には最も人気のスタイルです。どの滞在方法もとても魅力的ですが、共同生活をするという点では必要最低限のマナーを守るように心がけましょう。なお、シェアハウスは滞在開始の2~3週間前から探し始めなければならないため、通常は入国後の1カ月程度はホームステイか学生寮に滞在し、その期間でシェアルームを見つける形となります。