オーストラリアのワーキングホリデーにチャレンジしてみたいけど、実際のところお金の問題やホームステイ、仕事(アルバイト)はどうなっているかが気になるところです。ここではオーストラリアのワーホリを実行するにあたって、当社まで良く寄せられる代表的なご質問にお答えします。
Q1. オーストラリアのワーホリ予算はどのくらいですか?
各自のワーホリプランにもよりますが、語学学校にどの程度通うかによって費用は大きく変動します。語学学校に3ヶ月通い、海外旅行保険や航空券など最低限かかる費用を考慮した場合、最低100万円は考えておきたいところです。予算が100万円以下の場合、アルバイトに依存する割合が大きくなります。語学学校で勉強している間は、勉強に集中したいと考える人が多いと思います。アルバイトを語学学校後に考えている方にとっては、120万円以上の予算が最適です。
語学学校でしっかり学びたい方や、長期間でのオーストラリア旅行を堪能したい場合は150万前後の予算を用意したほうがベターです。万が一、何か急病に掛かってしまう場合や、日本に緊急帰国する必要が出てくることも想定しておいた方が良いでしょう。余裕資金として、20~30万円くらいは想定しておきたいものです。
オーストラリアのワーキングホリデーでは最大4ヵ月間語学学校に通うことができますが、4ヶ月間フルで勉強する場合は約150万円前後の資金を用意しましょう。また、語学力アップを第一目標とした「2カ国留学」プランだと、大体150~200万円の用意が必要です。
Q2. 英語が出来なくても大丈夫ですか?
オーストラリアの中でもシドニーやゴールドコーストなど、日本人が多く滞在している地域や観光客の多い地域だと英語力がなくてもある程度生活することは可能です。アルバイトも職種は限られますが、英語力が問われないタイプの仕事もあるので安心です。
特にオーストラリア最大の都市シドニーでは日本人向けのサービスが充実しているため、ほとんど英語を使わずに生活することができます。一方、地方都市に行けばいくほど日本人比率は下がってくるため、英語力が求められることになります。地方都市になるにつれて生活上の不便も多くなり、アルバイトを探すのも難しくなるため高度な英語力が求められます
海外が初めて、もしくは英語力に自信がない方にとっては、最初は大都市で生活の基盤を固めてから地方都市に移っていくと良いでしょう。ワーキングホリデーの場合は、1年間の時間的余裕があるため、生活が便利なシドニーなどの大都市からワーホリ生活をスタートし、現地生活や英語環境に慣れたら他都市に移動する計画を立てると、スムーズに海外生活を進めていくことができるでしょう。
Q3. とりあえず行けば何とかなりますか?
オーストラリアのワーホリビザを取得して、荷造り後すぐに渡航すれば入国自体は可能です。現地に到着してから滞在先であるユースホステルやバックパッカーを探し、アルバイトを探すことも物理的には可能です。しかし、このような無計画なプランは、スケジュール的にはタイトになるだけでなく、宿が見つからない、アルバイト先がスムーズに見つからなかった時の想定外のダメージは大きくなります。
このような計画性の無いプランは、相当海外慣れしている方であれば良いでしょうが、留学初心者の場合は止めた方が良いでしょう。計画性のない留学をするよりは事前にしっかりと目的を明確にし、プランを立てることをお勧めします。ワーキングホリデーの場合、様々な人との出会いや発見があり、現地では臨機応変さを求められる場面も多々あります。そのため、最初はある程度しっかりと準備をして出発して、現地でやりたいことが出てきた時には柔軟にプラン変更すると良いでしょう。
Q4. どのくらい語学学校に通うべきですか?
語学学校に通う期間には個人差はありますが、しっかりと英語力を身につけようと思った場合はできる限り長く学校に通うことが必要です。オーストラリアの学校に1カ月通った場合は、月12~13万円程度が必要となります。ご自分の予算によって、通う期間を調整してみましょう。
また、英語力アップを第一目的とする場合はフィリピンで英語を学んだ後、オーストラリアで数カ月間学校通うという「2カ国留学」だと効率よく語学力をアップさせつつ、その後の滞在期間を様々なことにチャレンジする可能性が広がります。
ワーキングホリデービザでは、最大4ヶ月間までしか語学学校に通えません。英語力向上において4ヶ月間と言う期間は、決して十分な時間だとは言い切れません。オーストラリアでしっかりと英語力を伸ばしたい場合は、学生ビザで1年間しっかりと学校に通い、勉強することがベストでしょう。
Q5. 語学留学とワーホリの違いは何ですか?
ワーキングホリデービザ(ワーホリ)と学生ビザ(語学留学)の大きな違いは、学校に通える期間の違いにあります。ワーホリビザの場合、4カ月以上は語学学校に通うことはできませんが、学生ビザでは就学する期間に合わせてビザの期間が決まります。
ワーホリビザだと労働時間に制限はありませんが、学生ビザだと週20時間という規定があり、アルバイトで生活費を稼ぎたい場合は、ワーホリビザの方がメリットは高くなります。長期的に語学学校に通いたい場合は学生ビザで語学留学、英語以外にも様々な経験がしたい場合はワーホリビザで渡航する形を想定して頂くと良いでしょう。
Q6. シェアハウスはすぐに見つかりますか?
シェアルーム先は早ければ1週間程度で見つかることもあります。オーストラリアでは、家賃が1週間単位で決まっており、最低入居期間を設けているオーナーさんがほとんどです。そのため、空きがあれば即入居ということも十分あり得ますが、基本的に人気物件から埋まっていくため、即入居できる物件は部屋のコンディションが悪い、駅からの距離が遠い、家賃が割高、などの諸問題が発生してくる可能性も否めません。
基本的にはインターネットの掲示板サイトで募集がかかっていたり、学校の掲示板にシェアメイト募集の張り紙があっあります。または、語学学校やアルバイト先の友人からの紹介でシェアハウスを見つけるケースもあります。何れのケースでも、物件のオーナーにコンタクトを取り、実際にお部屋の内見をします。気に入ればそのまま契約して入居できる場合もありますが、原則早めにシェメイトの募集を掛けるため、ご自分が入居する物件は2~3週間前に物件を探すのが一般的です。
Q7. ホームステイは当たり外れがあると聞きますが本当ですか?
ホームステイは、当たり外れというよりは、ホストファミリーとの相性が大きく関係してきます。現地の家庭の中で共同生活をしていくため、お客様というよりは家族の一員としての意識を持ち、積極的にコミュニケーションを取る、家事を手伝うということを心がけましょう。
中には空いている部屋を留学生に貸して家計の足しにしているビジネスライクなホームステイ先もありますが、忙しい中でも留学生との交流を楽しみにしているファミリーもいます。どちらにせよ異文化の中で育ってきた者同士なので、100%満足できる家族に会えるということは非常に稀だということを理解しておきましょう。
異文化交流も海外留学の1つのテーマとなりますので、可能な限り自分が現地の文化に合わせていくという心構えが必要です。ホームステイ先で問題が発生した場合は、ホームステイを依頼した学校担当者やエージェントスタッフに相談してみましょう。通常、ホームステイは1ヶ月間(4週間)滞在し、その期間内でシェアハウスを探すのが一般的です。